この時期になると、梅干しや梅酒などを仕込む『梅しごと』が親しまれています。
そんな季節の手しごとを身近に感じてもらえるよう、いちご組とりんご組で梅シロップ作りを行いました。
まず、梅の実を見せながら「何かなぁ?」と問いかけると、「ぶどう!」「みかん!」と知っている果物の名前を元気に答えてくれました。
続いて梅干しの写真を見せ、「色が違うね」と話すと、「お家にある~」「パパとママが食べる」と嬉しそうな声が返ってきました。赤い梅干しと緑の梅の実を見比べながら、不思議そうな表情を浮かべる子もいました。
実際に手に取って感触や香りを味わい、つまようじで梅に小さな穴を開ける作業では、「硬いね」「できた!」と一人ひとりがじっくりと取り組んでいました。
氷砂糖を見て、「氷?」「冷たそう~」と目を輝かせる子どもたち。梅と氷砂糖を瓶に交互に入れていく様子を見ながら、「また梅?」「またお砂糖?」と楽しそうにやりとりする姿もありました。
これから毎日、瓶の中の変化をみんなで観察していきます。どんなふうに変わっていくのか、子どもたちと一緒に楽しみにしています。
◎季節の食材に触れたり、友達と感じたことを伝えあったりする姿は、『幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿』のうち、「自然との関わり・生命尊重」や「言葉による伝え合い」にもつながっています。